一般内科
増田内科クリニックの一般内科
About General Internal Medicine
増田内科クリニックの一般内科に関して
増田内科クリニックの診療案内
一般内科
以下のようなご病気に対する診断、治療を行います。
また、健診で指摘された異常の再検査や精密検査、治療も行います。何科にかかればよいかわからない症状もご相談ください。
日常的なおからだの不調
◎発熱や咳、痰、喉の痛み、鼻水、鼻づまりなどの風邪症状
◎腹痛、胸やけ、嘔気、下痢などの胃腸炎、慢性便秘などのおなかのトラブル
◎じんま疹、鼻炎、花粉症、気管支喘息などアレルギー症状
◎不眠、寝付きが悪いなど
◎残尿感、尿が近いなど膀胱炎症状、また尿意が強く間に合わないなど前立腺肥大や過活動膀胱など泌尿器疾患
インフルエンザに関して
例年11月〜3月頃まで流行する発熱性疾患です。
かかってしまうと本人が辛いばかりか、周囲へ感染を拡大させてしまうやっかいな病気です。主に、寒気や関節の違和感を伴う38℃以上の発熱を認めた場合に強く疑われます。早期に診断し、タミフル、イナビル、ゾフルーザなど特効薬を使用することによって解熱を早めるなど効果が期待できます。
インフルエンザワクチンについてはこちらをご覧ください。
アレルギー・花粉症に関して
花粉症の症状軽減には早めの治療が大切です。一般的なスギ花粉の飛散時期は3月頃からされており、2月頃から抗アレルギー薬を使用することにより症状を確実に抑えることができます。
花粉症治療で患者様が一番気にされるのは薬による眠気です。しかし病院で処方される薬の中には、眠気のない薬もあります。市販薬に多い第一世代抗ヒスタミン薬はくしゃみ・鼻水を止めますが、眠気が強く、口が乾くという副作用がありました。その副作用を軽減するために、第二世代、第3世代の抗ヒスタミン薬が現在病院で処方する薬の主流となっています。薬によってはほとんど眠気がない薬もあり、どうしても気になる方は点鼻薬や点眼薬での対応も可能です。症状やご希望に応じて、対応させていただきますのでお気軽にご相談ください。
また、原因がよくわからない鼻炎や喘息などのアレルギー症状に対して採血にて検査を行うことができます。
日本で多く見られる39種類のアレルギー反応を一度に検査できます。ご希望の方はお気軽にお申し出ください。
貧血に関して
貧血とは赤血球と言われる酸素を全身に運ぶ血液成分が減少する病態を言います。
貧血の基準は血液中のヘモグロビン(Hb)濃度が男性で13g/dL未満、女性で12g/dL未満、小児と妊婦で11g/dL未満とされていますが、この定義に当てはまるほどのヘモグロビン量になっても、じわじわと進行した貧血の自覚症状はほとんどありません。7~8g/dLになってからやっと、自覚症状が強くなっていきます。易疲労感(疲れやすさ)、倦怠感、立ちくらみ、動悸や息切れなど血液不足による酸欠で様々な症状が出現します。
貧血は平均赤血球容積(MCV)によって、以下のように分けられます。
・小球性貧血
おもに出血や鉄欠乏による貧血を疑います。フェリチン、鉄飽和度などを測定し、体内にどのくらい鉄が残っているかを測定、消化管出血や月経など出血する疾患の有無を確認の上、病態にあわせながら鉄剤の内服や静脈注射を行います。またサラセミアなどの生まれつき軽度の貧血を認める方もいます。
・正球性貧血
慢性疾患や血液疾患による貧血が疑われます。背景にそのほかの疾患が隠れていないか精査し、白血病などの疑いがあれば血液内科専門医への紹介を行います。腎機能が低下している場合は腎性貧血の可能性もあります。
・大球性貧血
ビタミンB12や葉酸の不足による巨赤芽球性貧血が疑われます。ビタミンB12や葉酸の欠乏がなければ、甲状腺疾患や肝疾患の検査を行います。
同様に血液疾患の可能性もあり、必要に応じ専門医へ紹介いたします。
老年内科に関して
最近物忘れがひどくなった、家族の様子がおかしいなどの認知症のご相談いただけます。近年では認知症とされている患者さんの一部に甲状腺疾患の関連が指摘されており、一度検査をお勧めいたします。甲状腺外来についてはこちらをごらんください。
また、退院したばかりでかかりつけがないなどの理由から、介護申請のための主治医意見書作成にお困りの方についても必要な検査、診察の上で作成させていただきますので、お気軽にご相談下さい。
帯状疱疹について
帯状疱疹は、水疱瘡(みずぼうそう)と同じウイルスで起こる皮膚の病気です。水疱瘡になったことのある方なら誰でも発症する可能性がある病気です。ストレスや過労などで免疫が弱った時に神経に隠れているウイルスが活性化します。
一般的には体の左右どちらかの神経に沿って、痛みとともに赤い発疹と水ぶくれができる病気です。
一生のうち80歳までに約3人に1人が発症すると言われており、発症する7割以上が50歳以上です。
発症してしまうとビリビリとした強い痛みののち赤い発疹が広がっていきます。湿疹と勘違いされ見逃されがちですが、早期に治療を行わないと、ビリビリとした痛みが長期間にわたり続いてしまう帯状疱疹後神経痛(PHN)という後遺症に悩まされる方も少なくありません。帯状疱疹かなと思うことがあれば早期に当院をご受診ください。
また、50歳以上の方はワクチンで予防することもできます。詳しくはこちらをご覧ください。
偏頭痛について
片頭痛には2つのタイプがあり、前兆のないものと前兆のあるものが知られています。前兆のない片頭痛は、ズキズキとする頭痛が数時間~数日間持続し、多くは頭部の片側(約60%)で起きますが、両側(約40%)に痛みが出る場合もあります。明るさや体を動かすことでが悪化するため、日常生活が困難になったり、光と音に対して過敏になったりします。このような頭痛が何度も経験される場合、通常5回以上繰り返すと片頭痛と診断されます。
一方、前兆のある片頭痛は視野が欠けたり(半盲)、ギザギザした光が出る閃輝暗点(せんきあんてん)などの症状があります。こうした発作が2回以上経験される場合、片頭痛と診断されます。
どうして片頭痛が起こるのかに関して、脳の血管がなんらかの原因で収縮しそれにより血管周りの神経が刺激され、再度拡張することにより神経がさらに刺激され頭痛が起こるといわれています。ストレスなどが原因で三叉神経の刺激から頭痛が起こる、三叉神経血管説という考えも有力となっています。
頭痛の程度が強い場合は、片頭痛専門治療薬としてトリプタン製剤の有効性が知られています。トリプタン製剤は、片頭痛の原因となる拡張した血管を収縮させるとともに、三叉神経に作用して痛み物質が出るのを防ぎ、痛み発作を抑える薬です。現在、国内では5種類のトリプタン製剤があり、患者さんの60%以上に有効性が認められます。頭痛がひどくなってから服用すると効果が半減するため症状が出始めたらすぐの服用することが重要です。
月に4日以上の症状が出る方は片頭痛予防薬である血管拡張薬(ミグシスⒸ)の使用をお勧めします。
また当院では、「CGRP」という片頭痛の原因物質を抑える抗体医薬(エムガルディⒸ)の投与も行なっております。片頭痛にお悩みの方はお気軽にご相談ください。
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