- 増田 洋史
痛みの少ない注射をめざして
最終更新: 2020年10月13日
注射は痛いものです。きっと痛かったのに、そのように言っていただける患者様もいることでしょうし、その気遣いをとてもうれしく思います。
そんな中、毎日インフルエンザの予防接種を行っていく上で、痛くない注射はどのようなコツが有るのか調べてみました。
すると、いくつか新しく知った知識があるのでご紹介いたします。
1.ワクチンを素早く注入する
一見、急速に薬液が入るので痛そうですが、実際には逆のようです。ゆっくり注射される方がじわじわと痛く感じるそうです。
2.注射器の内筒を引かない
血管内に注射をしないようする予防策の一つです。近年は細い注射針を使用することで血管には入ることはなく、この引くときに陰圧となり痛みを感じるので、行わずにすばやく打つことが重要です。
3.不活化ワクチンは深めにに打つ
深く注射したほうが痛くないそうです。
以上のようなことを取り組むようになってから「痛くなかった!」と言ってくださることが多くなった気がします。また、お子さんが「あれ?痛くなかった~」と言って笑顔を見せてくださる時があります。笑顔で帰るお子さんをみて、とてもうれしいものです。今後も少しでも痛みを軽減できる方法があれば、勉強していきたいです。